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インターネット業界に居るのですが、情報収集ばかりで、”発信” 出来て無いなぁと思い、一念発起してみました。

アジャイルを目指す開発現場での3つの気づき

      2016/05/24

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Luke Addison/Another Place - Crosby|https://goo.gl/s7KoCuLuke Addison/Another Place – Crosby|https://goo.gl/s7KoCu

より少なく、しかし、より良いシステムを開発したいとお考えのみなさま。

アジャイル好きのみなさま、こんにちわ。

ここ最近、とある「アジャイルを目指す為に、スクラムを導入している開発現場」をみている中で…

  • スクラムマスターやアジャイルコーチとして意識すべき観点

について、色々と思うことがあったので、自分自身の考えを整理してみようと思います。

アジャイルを目指しているチームに対して、スクラムマスターやアジャイルコーチは、どのような観点でチームを観察していけばよいのでしょうか?

あくまで、僕の個人的な「気づき」を、自分自身の中に定着させる為にも、咀嚼し、文章として残しておこう♪

っと思ったものですが、みなさまの参考になれば、嬉しいです。

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観点其の1:「今」本当に必要な事に、フォーカスしているか?

  • 自分たちがやっているタスクは、今、本当に最優先させるべきタスクなのか?
  • 最優先でないタスクをやっている時間は、もっと優先的なタスクをする時間に充てられる
  • 本当に必要では無いタスクをすることで、取り戻すことが出来ない「時間」をムダにしてしまってないか?

たとえば「システムの運用をする別の組織」に、自分たち開発チームが創ったシステムを引き継ぐ為のドキュメントを、ローンチ直前の慌ただしい時期に書いているケース。

ドキュメントを書く事でしか引き継げないのでしょうか?

  • 開発チームの誰かが、運用チームに参画し、ノウハウを引き継ぐような方法は取れない?
  • 運用チームが開発チームにヒアリングし、自分たちの手で自分たちが運用する為に必要なドキュメントを書く方が効率的ではない?

例えばこんな方法で、重厚なドキュメントを書くよりも、効率的で効果的な方法がないか?を考え、開発チームをサポートする。

そんな動き、つまりは「時間のムダ、作りすぎのムダ、仕掛中タスクのムダ…etc」に、敏感になり、開発チームを支えられるような「観点」が、スクラムマスターやアジャイルコーチには必要だと思います。

勿論、チームが自分たちでそれに気付けることが理想的なんだけども…

時間に追われ、
プレッシャーの掛かる状況の中で、
自分たちのタスクを一生懸命に必死でこなしている中で、

このように客観的に自分たちを観察するっという事は、並大抵の人では無理じゃないかなぁと思うのです。
    

観点其の2:「チーム」として協働しているか?

  • チームでの協議中、全員が発言しているか?発言者が偏っていないか?
  • ちゃんと意見交換出来ているか?見かけ上の調和の為に意見交換を避けていないか?
  • コミットしたタスクを完遂出来なかったメンバーに対して、きちんと説明責任を求めるような状況か?

発言者の偏り、意見衝突の回避、説明責任の回避。

こんな兆候がみてとれたら…

それは、チームが「機能不全に陥ってしまっているサイン」だと思います。

スクラムマスターや、アジャイルコーチは、このようなサインを見逃すことなく、適切な対応をとる必要があるでしょう。

具体的にどのような対応を取れば良いのか?

僕思うに、一言で言うと「チームメンバーの心理的安全性を一定レベルに向上し、保ちつづけるようにする」こと。

だと思います。

まぁ、、言うが易し…で、

それは、とっても難しいことだと思いますし、一朝一夕で出来るものでは無く、時間を掛けて向き合っていく必要があるでしょう。

このあたりについては、下記の記事も参考になるかと思います。

    

観点其の3:常に改善をしようとしているか?

  • 自分たちがコミットしたスプリントゴールを達成出来ていないことを改善しようとしない
  • 改善の為の行動が計測不可能
  • 改善の為の行動が実行されない

このような状況になってしまう原因は、どのような事が想定出来るんでしょうね。

  • そもそも、自分たちのゴールに対して、最大限の努力をする事をコミットしていない?
  • ゴールを達成出来なかった事に対して、建設的に、説明責任を追求していない?
  • (これは、観点其の2の “機能不全” とも関係がありそうですね)
  • 改善の公式な場であるはずの “スプリントレトロスペクティブ(ふりかえり)” の意義が腹落ちしていない?

などでしょうか?

これらについても、スクラムマスターやアジャイルコーチは、適切な対応をしていく必要があると思います。

時には「嫌われ役」になることを恐れず、表面的な優しさだけでなく、本当の意味の優しさを発揮する必要があるでしょう。

う〜〜〜ん、こうして改めて整理してみると、スクラムマスターやアジャイルコーチは、本当に大変ですよね(笑)。
   

でも、僕も、素敵なすてきな、自分が理想とするスクラムマスター/アジャイルコーチをこなせるよう、日々、精進していこうっっと♪

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