アイデアの発想や問題解決に使う【知らなきゃ損な】5つのフレームワーク
2016/05/24
新しい アイデアを発想 する時。
ある 問題を解決 する時。
そんな時、他の人はどうやって考えてんだろう?
そんな時、他の人はどんなフレームワークを使ってるんだろう?
っと、他の人のお気に入りのフレームワークや、ベースとしている考え方を「チラちらっ」と覗いてみたいゾ♪
プロダクトマネージャー、企画者やプロダクトオーナーとして、アイデアの発想に便利なフレームワークを知りたいぞ!
っと思ってらっしゃるそこのあなた。
こんにちは。
チームで、新規WEBサービスの新しいアイデアについてブレストしている時に僕が使ったフレームワークや、
チームで、ある問題を解決する為にブレストしている時に僕が使ったフレームワーク。
これらについて、打ち合わせの参加者に…
「さっきの打ち合わせで、○○さんが使ってたやつ、良いですよねー、教えて下さいよー」とか、
「あれって、何かのフレームワークですか?オススメの書籍とかあります?」とかとか、、
そんなふうに、聞かれることがちょこちょこっとあったので…
特に僕が気に入っている 5 つのフレームワークや、ベースとしている考え方 をご紹介させて頂こうと思います。
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ビジョンを軸にしたアイデア発想の為に “全脳思考” を使ってます
あるテーマで新しい企画を立案する時。
あるいは、新規事業の事業計画を検討する時。
はたまた、新しく設立したチームのビジョンを立てる時。
こんな時に、僕は “全脳思考” というフレームワークの力を借りることが多いです。
全脳思考フレームワークの特徴を、僕的理解でザックリ言うと…
- とってもシンプルな、ペライチのチャート
- 論理的な考え方と感情的な考え方が、良い感じにミックスされてる
- 物事の本質的なこと「ビジョン/何故それをやるのか?」を明確化出来る
- 物語的
こんな感じです。
先ずは実物を見て頂くと、イメージが湧きやすいかと思いますので、Google の画像検索で “全脳思考” で検索してみてください。
画像検索の結果、縦2 x 横3マスの中に、絵や文字が書かれたチャートが幾つも出てくると思います。
はいっ。
これが “全脳思考” のフォーマットです。
へっ!?こんなんで “ビジョン” が描けるの?
アイデア膨らむの?
っと甘く見ることなかれっ!
この手書きのチャートの右端に書かれている事項に注意しながら、丸数字の箇所に、順番に絵とセリフを書いていけば、素敵な素敵なビジョンが出来上がっちゃうんですよ♪
ざっと、この図の説明をさせて頂くと、縦軸がモチベーションの「+とー」を。
横軸が時間軸を表しています。
ザックリとではありますが、作り方の手順としては、下記のとおりです。
- 対象となるサービスを享受する顧客が、120% シアワセな状況を詳細に描写(イラストとセリフ)する
- ステップ1で思い浮かべた顧客は現在何らかの理由で満たされていないはず、その状況を詳細に描画する
- 顧客が 120% シアワセな状況になる、直接のきっかけになる出来事をクライマックス(なるほど!)として描写する
- クライマックスに登っていく段階的なアイデアを出していく。「現在」の認識とは、違った観点でモノを見はじめる段階(ホップ)を描画する
- 同じく、クライマックスに登っていく段階的なアイデアを出す。新しい観点に、きちんとした裏付けがあり、信頼に足りるものであると考えだす段階(ステップ)を描画する
また、描写する際のヒントとして使える「問い/ヒント」はは下記のとおり。
- 自分はこの事業を通して、いったい誰を喜ばせたいのか?その人達はなんと言って喜んでいるのか?
- M2層、F2層などでは無く、具体的な名前まで挙げれるほど具体的な顧客をイメージすること
- 何処で喜んでいるか?
- セリフの声色はどんなか?叫んでる?笑い声?
一人でじっくりとやるのも良いですが、複数人で「わいわい」言いながら、みんなでアイデアを出していくと、とっても楽しく作業が出来るので、オススメです。
ちなみに、僕が参考にした本はこの本。
キーワードを軸にしたアイデア発想の為に “マンダラート” を使ってます
マンダラート。コチラは先の “全脳思考” よりも、ご存知の方も多いかな?っと思います。
用意するものは「3 x 3」の計 9 個のマスのみ。
とーってもシンプルですが、強力ですよね。
しかもシンプルだから、場所を選ばずにどこでもさーっと思考を発散してアイデアを拡げることが出来ます。
真ん中のマスにテーマとなる、”自分の脳みそへの問い” を書きます。
きつくても、頑張って、残りの 8 マスを埋めます。
真ん中の問いに答える/もしくは真ん中のテーマから連想されるキーワードを残りの 8 マスに書いていきます。
8 マス全部埋まったら、その中から一つのマスに書かれたキーワードを、真ん中にした別のマンダラートを書いていきます。
僕がコレを好きな理由は「自分の普段の生活の中で、自分自身の脳みそに蓄積された記憶を引っ張りだし、それらが結びついて新しいアイデアが生まれる感覚」です。
「なんだよ〜、おれ〜〜〜、やるじゃんかぁ〜〜♪」
「いひひのひっ♪」
ってな感じで、自分の脳みそを褒めてあげたくなるので、なんだか、とっても好きな手法です。
僕が、マンダラートを使う時に、意識してることを、書いてみました。
8個揃わなくても、ぜんぜん OK。
きにしない、気にしない♪
8個揃いきる途中で、もっと気になるキーワードが出たら、それを真ん中に書いて…
そうそう、本能の赴くままに、ぶわーっと発散しちゃう感じで♪
そんな感じで、自分の “脳みそ” がドンドン広げてくれるのを邪魔しないように、わーーーっと書いちゃうのが僕のオススメです♪
そんな、とってもお気に入りのマンダラートと出会った、素敵な本は、下記の「考具」という書籍です。
あ、僕は、iPhone アプリまで購入しちゃってます♪
物事の本質を軸にした問題解決の為に “TOCfE” を使ってます
次のフレームワークは、TOCfE です。
これも、か・な・り!お気に入りです。
過去記事で、TOCfE の 3 つのツールをご紹介させて頂いていますので、詳細を知りたい方は、下記をど〜ぞ♪
僕は、下記の本や、TOCfE BootCamp という名前の勉強会で、TOCfE を学びました。
この TOCfE も、とてもシンプルなツールなので、ガシガシ使ってみて、身体で覚えるのがイ〜〜カンジかと思います。
ちゃんと伝える為のストーリー作成に “付箋紙” を使ってます
付箋紙は、もう僕にとっては常に肌身離さず持っている位、大好きなツールですね〜♪
お客さまとの「なんか、オモロイこと一緒にできませんかね〜」的な打ち合わせで気になったキーワードをメモったり。
勉強会で心に刺さったキーワードをメモったり。
っで、後で自分の頭の中を整理したりする時に、デスクの上で色々並び替えてみたり・・・
っと、大変お世話になっています♪
そんな中で数年前に出会った「プレゼンテーション zen」という書籍。
この書籍の中で「プレゼン資料を作成する前の、アイデア出しや、ちゃんと伝える為のストーリーを作成するのに付箋紙を使うと良いよ♪」的な内容に感化され、最近はプレゼン資料を作成する前には、必ず付箋紙を使っています。
この方法は、やってて、と〜っても楽しいですし、それにね…
「なんか俺ってば、ちょっとクリエイティブな感じしちゃってる〜♪」
的な快感もあるので、と〜〜ってもオススメですよっ!
行き詰まって悶々とした時に “SECIモデル” を読み返します
僕、お気に入りの「アイデアの発想や問題解決に使う【知らなきゃ損な】5つのフレームワーク」の最後を飾って頂くのは、やっぱりコレです。
SECIモデル(セキモデル/プロセス)。
野中 郁次郎先生の書かれた書籍の中で紹介されている「知識創造の為の、無限ループ的な方法論」です♪
詳しいことを知りたい方は、書籍を読んで頂くとして、特に僕が気に入っている/ポイントだと思っているところをご紹介させて頂きます。
- 最初にこの手(知的創造、アイデアの考え方)の本で非常に感動した「アイデアのつくり方」とよく似てる
- PDCA ではイノベーションは起こせない、Plan の前に直接経験や直感、主体的・身体的なものから得た動機がある。知も感情も含めた「思い」が先ず一番最初にある
- その思いを、場を作って他人と「共感・共振・共鳴」することが、イノベーションのスタートとなる
- SECIモデルは、知識創造の原点を哲学と設定し、プラトンやデカルト、デューイ、西田幾多郎さん達の哲学を取り込んでいる
上記のポイントに「ビビビっっ」と来た方は、野中先生の下記の本は合うとおもいます♪
どうでしたか?
何か、ピンっとくるフレームワークはあったでしょうか?
今回ご紹介させて頂いたものは、なんといいますか…
- 「人間臭」がぷんぷんする
- 「感情と論理」がうまく融合された感じ
- 日本的?と言うのかな、なんか「あったかい」感じ
っという 3 つの共通の特徴があります。
して、だからこそ、使い続けられるし、愛着が湧くのだと感じてます。
ぜひぜひ、気になるものがあれば、Google で検索してみたり、本を読んでみたりしてみてください♪
使ってて、ホント、た〜〜のしいですから。