プロダクトオーナーの必読書籍!マインドセットや振る舞い方を学べる至高の書籍をご紹介
2018/09/16
プロダクトオーナーとして正しいマインドセットを身に付け、ステークホルダーや開発チームに対する理想的な振る舞い方やスキルをもっと学びたいぞ!
っと思っている日本全国のみなさま、こんにちは。
時にはアジャイルな開発チームを支援したり、はたまた時には、プロダクトオーナーをやっていたりしている、@stayfoolish.comです。
プロダクトオーナーというのは、とっっても難しい役割ですよね。
それなのに、なかなかプロダクトオーナーに特化して下記のようなことを1冊で学べる書籍ってなかなか少ないのが現状だと思います。
- プロダクトオーナーとして必要なマインドセット
- プロダクトバックログを作るまでの流れと方法
- プロダクトの仮説、検証フィードバックの具体的なやり方
- ステークホルダーとの接し方
そこで、、、
このあたりをたった1冊で学べる、至高の書籍をご紹介させていただきます!
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書籍「ユーザーストーリーマッピング」とは?
プロダクトオーナーのために僕が選ぶ、至高の一冊とはこちらです。
そうです、ユーザーストーリーマッピングの作者である、ジェフ・パットンが書き下ろした書籍なのです。
この書籍、、、一点だけ改善したほうが良いかな?と思う点があるのですが…
それは、タイトルです。
ユーザーストーリーマッピングというタイトルから想像するのは「ユーザーストーリーマッピングのやり方とか手法について説明する本」だと思うんです。
かくいう僕がそうでした。
この本の販売当初から、Amazonの欲しいものリストには入れてあったのですが…
「んーー、何時かは読みたいけど、手法の説明だからそんなに優先順位は高くないかな」
っと思っていて、読んだのは発売から数年たってからでした。。
ところがどっこい!
読んでみてビックリ。
全然想像とは違ったのですよ。
もちろん「ユーザーストーリーマッピングをこうやると良いよ」という手法の説明についてもあるのですが、ぜんぜんそれだけじゃないのです。
僕がこの本を読んでみて、この本から学べると思うことを一言でいうとこんな感じ。
- 顧客開発の考え方や、アジャイルなアプローチの力を借りて、「僕たちのプロダクト/サービスで世界を変えてやるんだ!」と思っている人向けの、
- プロダクト/サービス開発の豊富な事例・物語を軸にした
- 仮説の設定から検証まで一連の流れや考え方を学べる本
です。
この書籍を読んだ後には、いい買い物をしたぜ、最高の書籍を出会えて嬉しいぜ!という気持ちとともに、、、もっと早く読めば良かったなぁという気持ちにさせてくれる、ホント至高の一冊ですよ。
書籍「ユーザーストーリーマッピング」の至高のメッセージBest5
それでは、この本の内容をざっくりと想像してもらえるように、至高のメッセージの個人的なBest5を順不同でご紹介します。
その1:共有ドキュメントは共通理解ではない
共通理解があるということは、互いに相手がイメージしていることと、その理由を理解していることだ
これ、グサッとくる人もいるのではないでしょうか?
グサッとこない人も、自分に対して今一度真摯にたずねてみるとよいと思います。
「ビジョンや仕様をドキュメントに書くだけで終わってないかな?」
「ドキュメントを読んどいてっと言って終わってないかな?」
「ドキュメントについて、一度説明しただけで特に質問もなかったからOKだと思ってないかな?」
「チームのみんなに、僕が持っている情報/想いは十分に伝わっているかな?」
いかがでしょう?
その2:完璧なドキュメントを書こうとするのはやめよう
完璧なドキュメントを書こうとするのを阻止しなくてはならない。良いドキュメントはバケーションの写真のようなものだ
人がドキュメントを読んで、理解がまちまちになるのは当たり前のことだと。
なのでドキュメントを完璧にするのは無理なのでやめましょう。
というメッセージです。
そのかわりに、そこに居た人がそれを見ると様々なことがスッと思い出せるような、例えるならば「バケーションの写真」を目指してドキュメントを作ろう。
そして、その場に居なかった人には、そのバケーションの写真のようなドキュメントを使ってストーリーを語ろうぜ。
という感じです。
その3:アウトプットを最小限に抑え、最大限の成果とインパクトを獲得しよう
作るべきものは、いつも、僕たちが持っている資金、時間やリソース以上に存在する、なので、より多く作ることをすべきではない。より少なく作るにはどうすれば良いかが大事なのだよ。
的なメッセージです。
その4:特定の成果に的を絞ることが、開発における優先順位付けの秘訣だ
これも、、、とても心に響くメッセージですよね。
「この機能の優先順位をどうしよう。。。悩ましいな」と考えてるのは、正しくないですよ。
誰のための、どのような成果を優先するか?
それを明確にしたら、自然と機能の優先順位は決められるよね。
っという感じです。
その5:すべてのリリースを実験として扱い、何を学びたいのかを忘れないようにしよう
これは、リーンスタートアップ的思考の重要概念の一つ「検証された学習戦略」のことですね。
私たちの目標は、何かを作ることではなく、正しいものを作っているかどうかを学ぶことだ。
やー、これも忘れないようにしたい、大切な価値観ですよねー。
書籍「ユーザーストーリーマッピング」を読んだ感想
さてさて、この記事の最後にざっくりと僕がこの本を読んで感じた感想をご紹介しようと思います。
一言でいうとこんな感じ。
「顧客開発の流れに、ユーザーストーリーマッピングを組み込み、アジャイルにプロダクトを開発していく流れを学べる至高の良書」です。
- 「Customer – Problem Fit」のフェーズでは何を目的として、どんな人と、どんな会話をするとよいか?
- 「Problem – Solution Fit」のフェーズではどうか?
- 「Solution – Product Fit」のフェーズと、Scrumフレームワークをどう組み合わせるか?
などなど。
プロダクトオーナー的には、この「ユーザーストーリーマッピング」と、下記の「アジャイルな見積もりと計画づくり」さえ読んでおけば、十分な武器になるのでは?っとさえ思えます。
どちらも、ホントに至高の良書なので、未だ読んでないよ!という方はぜひ!!
ではでは、今回の記事はこんな感じで。
それじゃー、まったねーーーー!