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インターネット業界に居るのですが、情報収集ばかりで、”発信” 出来て無いなぁと思い、一念発起してみました。

Regional Scrum Gathering Tokyo 2019 参加レポート(1日目)

   

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こんにちは、@stayfoolish.com です。

今年もなんとか参加できちゃいましたー、Regional Scrum Gathering Tokyo 2019(以降は、RSGT2019)。

年々参加希望者が増加してきているようで、なかなかチケットを入手し辛い状況の中、今年も参加できたことが最高に嬉しいです。

RSGTとは、下記のような学びの場です(RSGT2019のHPより抜粋)。

Regional Scrum Gathering® Tokyoは、スクラムの初心者からエキスパート、ユーザー企業から開発企業、立場の異なる様々な人々が集まる学びの場です。講演やワークショップ、そして参加者同士の交流を通じて、世界最前線の情報から日本の現場での工夫まで多くの知見を得られます。

https://2019.scrumgatheringtokyo.org/index.html

僕は、この場を毎年、毎年、とても楽しみにしています。今年のRSGT参加後もこんな余韻を感じていました。

こんな感じの気持ちにさせてくれる、それは素敵なすてきなRSGT2019の1日目に僕が参加したセッションのサマリーと、その中で特に、特に「グッときたこと」を中心にレポートしてみます。

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Learning to Experiment

セッションのサマリー

  • デザイン思考とアジャイルは相性がいい(デザイン思考は正しいものを作るため、アジャイルは正しくものを作るため)
  • mobius loop の紹介
  • mobius loop による問題解決の事例紹介(キャリア相談、病院における院内感染など

参考URL

公開されたスライドは僕には見つけられなかったので、このセッションの紹介ページのリンクを掲載しておきます。

https://confengine.com/regional-scrum-gathering-tokyo-2019/proposal/8326/outcome-delivery-delivering-what-matters

特にグッときたところ

問題の背景によって適切なソリューションは異なるので「なぜ?」を繰り返して問題を理解してからソリューションを考えることって分かってるようでなかなか実行することが難しいよね?

だから、なぜなぜ分析や、問題の理解→ソリューションの選択→ソリューションの実行を繰り返して行う(mobius loop)ことで、真の問題をみつけてそれに対応していこうよ。

というのと…

Output(成果物)ではなく、Outcome(結果)に集中しようぜ!

的な登壇者のメッセージが、特に心にのこりました。

チームワークの会社で最高のプロダクトを目指すチームができるまで -強くてスケールするチームの作り方 –

セッションのサマリー

  • サイボウズさんにおける、スクラムを導入したチームをより機能させるための取り組みの紹介

セッションのスライド

特にグッときたところ

スプリントプランニングで話をする人が固定化してしまっている状態を打破するために「知っていること/知らないこと」を付箋で書き出してみるという取り組みされたとのことでした。

これ、プランニングの時だけなくてプロダクトバックログリファインメントの時にも使えそうなアイデアですね、と思って聞いていました。

POからプロダクトバックログアイテムの説明をして、チームでの会話に入る前に「先ずは、一人ひとりで知ってること/知らないこと」を考える時間を設ける的な使い方が良さそう。

運用中のモバイルゲーム開発チームに、並行バージョン開発を導入してみた

セッションのサマリー

  • アカツキさんで、モバイルゲーム開発をしているチームにスクラムを導入し、その中で出てくる課題に対応していたら、偶然にもLeSSに近い形になった
  • 複数チームで異なるバージョンの開発をするためにスプリントをずらした

セッションのスライド

特にグッときたところ

「運用も自分たちで実施するために、より先のバージョンの開発をしているチームが(少し余裕があるので)運用も担当した」というニュアンスのお話があったのですが、この「運用も自分たちで実施する」というところが個人的にはグッときました。

スクラムチームを辞めて20人でカンバン運用してきた半年間の軌跡

セッションのサマリー

  • エウレカさんによる、プロダクト開発をカンバンで行ってる事例紹介
  • 目的別チームから、職能別チームへ。そこからカンバンを導入した
  • セッション時間の関係上、チーム体制の変更の詳細は割愛し、カンバンの成長度合い(Lv1〜Lv4)にフォーカスして紹介いただいた(スライド内にはチーム体制の変更の詳細も掲載済み)
  • カンバンの導入に関しては「タウンワークさん」の事例を参考にした

セッションのスライド

タウンワークさんの事例

セッション中に登壇者さんがチラっと見せてくれた「タウンワークさんでの事例」のスライドは多分これ。

特にグッときたところ

カンバンをより良くするために「プロセス改善委員会」を設立したり、タウンワークさんの事例を参考にしたりと…

自分たちで実際にやってみて、それをちゃんとふりかえって、その結果や他社さんの事例をもとに自分たちの力でカイゼンサイクルを回している様子がひしひしと伝わってきて、素直に「ステキだなぁ〜」と感動しました。

東名阪をまたいだLeSS Huge(大規模スクラム)においてスクラムマスターとして実践したこと

セッションのサマリー

  • ヤフーさんによる、東名阪それぞれの開発メンバーの方と一緒に LeSS Hugeを実施した事例紹介
  • 主に開発していたのはヤフーマップとヤフーカーナビ

セッションのスライド

特にグッときたところ

1つのスクラムチームの中に、東京の人も居れば、名古屋の人もいるという構成に意識してしてみたということでした。

拠点が異なると、コミュニケーションが疎になってしまうので、あえてこうしたのだというところがとても印象的でした。

やりやすさだけを考えると同じ拠点の人だけでチームを組んだ方が簡単になりますからね、そこを敢えてチャレンジして、やってみた結果「やって良かった!」と言い切れるのはカッコいいなと。

ちゃんとやってるのになんかうまくいかないスクラムからの脱出

セッションのサマリー

  • 楽天さんにおいて「いつも予定より遅れてビジネスオーナーの信頼を失っているチーム」を、Kaizen Groupに所属する登壇者さんが内側からサポートした事例紹介

セッションのスライド

特にグッときたところ

すごく優しいというかホワっとした喋り方をされる登壇者さんだなぁというのが第一印象です、サポートする側の雰囲気としてはとても大事なことだと思うんですよね。あと話しがすごく上手だなぁと。すんなり耳から入ってきます。

内容として一番「グッと」来たところはなんと言ってもこれです。

今まではスクラムを期待の上で運用していた。

それが、現実の上でスクラムを回せるようになった。

定義されているスクラムのフレームワークと異なる部分に「期待が入り込みやすい」ので注意が必要

もーー、、、ほんとにコレ!としか言葉が出てこないです。素敵過ぎる。

超Scrum入門〜未完成フラクタルと15minSprint〜

セッションのサマリー

  • Scrumを超えた「何か」に向かう過程において、登壇者さんが何を考え、どのような活動をしてきたかの事例紹介
  • 登壇者さんのレベルが高すぎて、サマれない… ぜひスライドを。というか生で聞かれることをおすすめします

セッションのスライド

特にグッときたところ

僕、この登壇者さん、大好きなんです。もーー、セッションを聞いててワクワクしたり、どこまで行くのだろう?という(勝手な)期待からドキドキするというか…

話全部がグッときます。

とにもかくにもスライドをご覧になった方が…

いや直接お話を聞いてみるのがいいと思います。

敢えて一つだけ、選ぶとなると…(すんごい悩んだのですが…

楽しく、うまくできるところまで突き詰めた方がいい

最後に…

さてさて、いかがでしたでしょうか?

少しでもRSGTという場の素敵さが伝わるといいなぁ、登壇者さん達の素晴らしさが伝わるといいなぁという思いで記事にしてみました。

この記事の最初に掲載した「Tweet」のような素敵な気持ちをいただいたので…

来年も絶対参加するぞ!

そして、来年参加した時には、今の自分よりももっともっと成長するぞ!

そんな感じ。

 - チーム作り, 企画・プロダクト開発