節約術は色々あるけどさ【家計節約への最初の一歩】は絶対コレっきゃない!
なんとなく、家計を節約したいなーっと思い、Google などで家計の節約術を調べていたり…
色々な節約術をやってみたけど、長続きしなかったり…
自分に合う家計の節約術を見つけたいと思っているようなみなさま、こんにちは!
偉そうなタイトルで切り出してみたこの記事ですが、かく言う我が家も、つい数年前まで長年自分たちが継続可能な家計の節約術を見つけられずにいました。
家計簿帳を買って、家計の収支を記録してみたり。
食費の節約のために、少しでもおトクなスーパーを探してみたり、外食を減らしてみたり。
洋服や靴などへの出費を抑えてみたり。
外出を抑えてみたり。
何をやっても、思うように節約出来ず、ボーナスを生活費として使ってしまい、それでも足らず貯金を切り崩してしまったり。
そんなこんなで、嫁と僕とで家計の話をする時は、なんとなくギスギスしてしまったりしていました。
その背景として、30代中盤位までは、フリーランスをやっていたこともあり、一般的な家庭の収入より多めの収入がありました。
なので、お金のことについてあまり真面目に考えて来なかったのです。
・・・っが、まぁ色々あって僕の収入も減った中で、自分たちのお金に対する感覚がなかなか追いついてこなかったのです。
そんな状況の中、なんとかせにゃ不味いぞと。
気持ばかりが焦って、インターネットや人の話を聞いてみて、色々な家計の節約術を試してみたのですが、上述のとおり上手く行かずで…
我が家は、数年間掛かりましたが…
そんな中で一つの希望の光を見つけたのです。
貯金を切り崩しながら生活していた家計状況が、少しづつではありますが、貯金が出来る体質に変化をはじめました。
何をやっても、家計の節約が上手くいかなかった我が家にこの様な変化の兆しが訪れた理由はなんだったのでしょう?
その一部始終をご紹介いたします。
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先ずはザックリとした計画を立てよう
何をやっても、長続きしない我が家が辿り着いた、1時間位で出来る半年毎の「家計の計画表」がこちらです。
我が家には、書店等で普通に売っているような、毎日の収支状況を細かく付けるような家計簿は、ハードルが高すぎたのです。
なので、色々なフォーマットで試行錯誤しながら辿りつたのが、このとてもシンプルなフォーマットです。
この「半年ごとの家計の契約表」を作るタイミングは、ボーナスが出た時です。
先ず最初に、先述したとおりの状況「ボーナスを生活費として使ってしまい、貯金に回せていない」を改善したかったので、ボーナスが出たタイミングでこの計画表を作っているのです。
ではでは、この計画表の作り方を説明しましょう。
半年の目標を立てる
まず最初にすることは、計画表の左上に書く「目標」を考えることです。
- 貯金できるようになるために、ザックリベースで収支の予実を見える化する
- 家計を健全化し安心感を得る
- 娘ちゃんの中学進学準備
などなど、難しく考えすぎず、自分たちの家計状況に併せて自由な感じで書いてみましょう。
あ、一つだけ。
これだけは守った方が良いと思うコツが一つだけあります。
計画を立てることの理由を夫婦二人で話し合って書くようにすると良いです。
そうれすば、漏れも無くせるでしょうし、二人でやることの一番のメリットは「二人で一緒に計画を立てた」という経験です。
計画を守るのに、一番重要なのは、家計を節約することが出来る夫婦二人で計画にコミットすることです。
どちらか一方だけで計画を作ってしまうと、もう片方はどうしても「やらされている感」が満載になってしまい上手くいきません。
なので「何のための計画なのか?」という目標から、二人で一緒に考えることを強くおすすめします。
目標達成の指標を考える
さてさて、続いては「目標が達成できたと、誰の目からみても簡単に判断出来る指標」を考えることです。
なので、ここには具体的な目標金額を書きます。
先に書いた「目標」とセットで見ると…
目標:家計を健全化し安心感を得る
指標:10万円貯金する
みたいな感じになります。
ザックリとした予定を立てる
次に、各月に予定されている出費イベントを洗い出して書いていきます。
こちらも、予定のあるがままにざーっと書き出します。
- 子供の習い事の月謝などの教育費
- 子供の誕生日の予算
- 家族旅行の予算
- 住宅ローンの返済や賃貸の更新費用
- 車検費用
などなど、ボーナスから支払うことを想定している全てのイベントを支出のタイミングごと(月ごと)に書き出します。
出来上がりのイメージは、こんな感じ。
はい、以上で計画表は完成です。
計画をふりかえろう!
さてさて、計画を立てることが出来たら、お次はその計画のふりかえりです。
このふりかえりが、とても重要です。
タイミングとしては、一ヶ月毎の実績を書き終わったあと、その月の最後か翌月のなるべく早いタイミングが良いです。
このふりかえりを継続するコツは、日にちと時間を決めておくのが良いです。例えば、翌月の最初の土曜日の22:00から先月をふりかえる!みたいな感じです。
最初から日時を決めておくことで、夫婦二人の日程調整がしやすくなります。
ふりかえりも、計画と同様に必ず、夫婦二人で一緒にやりましょう。
このふりかえりで、話しておくべきことは、下記のとおりです。
- 予定と実績の「差」を確認する
- 予定と実績の「差」が生まれた理由を考える/共有する
このふりかえりで最低限クリアしておきたい目的は、上記の2つです。
先ずは「現状、つまり、予定と実績の差を、正確に、夫婦ふたりで共有する」ことが大切です。
ついつい、原因の追求、しいてはどっちが悪いとかそういう話になっちゃいがちですが…
それは一旦、おいておいて良いと思うのです。
現状を正確に把握することが出来れば、そういう話をしなくても「あー、俺の/私のコレが悪かったな」と思うもので、少しづつ改善の方向に動き出すものです。
お互いのことを責めず、建設的な話が出来るようになったと感じるまでは、辛抱強く、現状を把握するのみにとどめましょう。
家計節約のための行動を実験しよう
ザックリとした、ボーナスの計画を立て、一ヶ月ごとにふりかえりをして、これだけで貯金が出来るようになるなら、それに越したことはないのですが、なかなかそうは上手くいかないかもしれません。
かく言う我が家も、これだけでは上手くいきませんでした。
なので、何回目かのふりかえりの際に、二人で話し合って、改善するために「家計簿をつけてみよう」となったのです。
ここまで来てやっと、次のステップにすすめるのです。
なかなか計画と実績の差が埋まらず、それでもめげずに計画を立て、実績を見える化しつづけ、ふりかえりも続けるのです。
その内、二人の気持が動き出します。
このままじゃぁ、あかん。
何か改善しなきゃ、予定と実績の差は埋まらん。
・・・っと。
大事なポイントはココです。
気持が動く前に、いきなり、家計簿を付けだしても長続きしません。
だからこそ、計画と実績の差を共有し続けるのです。
辛い時期ですが、現状に目を背けず向き合い続けることで、二人の気持が「何かを変えなきゃ、改善しなきゃいかん!」という方向に動くのです。
因みに、我が家では iPhone アプリの「Zaim」という家計簿ソフトを使っています。
今までは、こういうのを使いはじめても、長続きしなかったのですが、二人の気持が改善の方向に向けて動き出した後なので、我が家では既に1年ほど続いています。
我が家が貯金出来る体質へ変化したポイント
さてさて、如何でしたでしょうか?
最後の纏めとして、今までのポイントを再度整理してみましょう。
- 自分たちで継続可能なレベルで良い、ザックリでも良いから計画を立てることが最初の一歩
- 計画を必ずふりかえろう。原因の深掘りはしなくてもOK。現状を見える化し、正確な現状に向き合うことが大切
- 辛くても、計画を立てることとふりかえることを継続しよう。継続出来るように計画の粒度を変えて行こう
- 具体的な改善案を実施するのは、気持ちが動いてから。それまではひたすら現状に向き合うことのみにフォーカスしよう
- 計画を立てるとき、ふりかえりをする時は、必ず夫婦二人でやろう
上記を意識して、辛抱強く現実と向き合い続ければ、二人にあった改善方法がみつかると思います。