【思い込みをぶち壊せ!】シンプルに考える為の方法
2016/05/24
みなさま、TOCfE って聞いたことありますか?
僕の理解を一言で言うと「考える為のフレームワーク」です。
TOCfE とはなんぞや?をさらーっと知りたい方は、過去記事をご参照ください(この記事の下の方の「コチラの記事もいかがでしょう?」という部分にリンクを掲載してますので、後からご参照頂いても良いかと思います)。
さてさて今回は、タイトルのとおり「自分自身の思い込みや、自分フィルターをぶち壊して、シンプルに考える」為の方法 をご紹介させて頂きます。
先日「TOCfE Boot Camp」というワークショップ形式の勉強会に参加してきたので、そこで「やったこと」や「考えるための手順」や「分かったこと(考えるためのポイントなど)」をご紹介させて頂きます。
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こんな方にオススメ出来ると思います
今回の記事でご紹介させて頂く内容は、下記の様な方にオススメできるかと思います〜♪
- ゴチャゴチャは嫌いだ、シンプルに考えたいという方
- 物事を論理的に考える力を身に付けたい/向上させたい方
- 物事をわかりやすく整理する力を身に付けたい/向上させたい方
- 失敗から学ぶ力を身に付けたい/向上させたい方
- 一般的な前提を変えるような革新的な発想力を鍛えたい方
あと、この記事の下の方の「オススメ記事」でも書いていますが、子供と一緒に、あるテーマについて考える事 も出来ますよ。
何度かやってみれば分かるかと思いますが、ツール自体もとてもシンプルなので。
ちなみに、僕は、自分の子供達が、親の言いつけを守らず「危険な道路を通って遊びに行ってしまったこと」に対して、親の心配する気持や、今後どうすれば良いか?を考えてみました。
また、知り合いから聞いた話ですが「あるシングルマザーの方が、子供との関係性で悩んでいて、TOCfE のツールを使って子供と一緒に関係性の改善」を図り、今ではとても仲の良い、満足出来る関係性になったこともあるそうです。
ついつい、頭ごなしに子供を怒ってしまう。子供の考える力を伸ばしてやりたい。な〜んて思っている方にも、とってもオススメですよ♪
僕は、子供と一緒にやってみて、子供の「素直で自由な考える力」の素晴らしさに、涙がちょちょぎれ てしまいましたし、それ以来、子供への接し方が「怒鳴ったり叱ったりするという方向性から、子供が一生懸命考えられるように手助けしてあげるという方向性」に変わってきたと自負しています。
ワークショップでやったこと
さて、今回のワークショップでやったことは、下記のとおりです。
- TOCfE の概略説明を聞いた
- TOCfE のツールの一つである、ブランチを講師の方がデモしてくれた
- ブランチを作成するグループ演習(×2)をやった
- ブランチを作成す個人演習をやった/li>
僕は、家庭でも職場でも「ある問題を解決する為、自身の考えを整理する為」に、ブランチを作成する事があるのですが、一人でやっている時には無い「気づき」が、グループ演習ではありますね!
ワークショップを開催してくださった講師の方、参加して色々と議論させて頂いたチームメンバーの方にとっても感謝です♪
思い込みをぶち壊しシンプルに考える為の5つの手順
さて、お次は「考えるための具体的な手順」です。
- 重要な出来事を付箋に書く
- 矢印でつなぐ
- 読んで見る
- チェックする
- 読んで見る
上記の「1〜5」を繰り返し行います。
では、手順毎の具体的な方法とポイントの説明に移りますね。
1.重要な事象を付箋に書く
先ずは「解決したい問題」のテーマに添って、自分が重要だと思う事象を付箋に書き出します。
ココでのコツとしては「一文で書く」こと。「事実と推測は区別が出来るように書く」こと。「5~10個位書き出したら次のスッテプに進むこと」です。
あとで「出来事のつながり」を考える時に、複数の事象が入っていると、やりづらく(別けたく)なってきます。
また、事実と推測を区分できるようにしておくのは、出来上がったブランチを元に、解決策を実行する前に、先ずは「推測(もしかしたら、自分の思い込みかも!?)」を検証する際の作業をやりやすくする為です。
あと「5〜10個書き出したら次に進む」理由としては、以降のステップに進んで見ると、重要だと思っていた事があまり重要では無いと気づく可能性があるからです。
なので、5〜10個書き出したら、ある程度見切りをつけて次に進んぢゃうと。
本当に必要な事をここで書き出し忘れていたら、以降のステップで追加すれば良いのですー。
2.矢印でつなぐ
次のスッテプでは「1.」で洗いだした 事象を「原因と結果」という関係性 で、矢印で結んでいきます。
3.読んで見る
ここまで来たら、出来れば実際に声に出して読んでみましょう。読んで見る事で、自分が作ったブランチの「おかしいところ」に気づく事ができるからです。
読む時のお作法は 「もし【原因の事象】ならば、結果として【結果の事象】」 です。
4.チェックする
ブランチを作成し、お作法で読んでみて「い〜感じぢゃん♪」という段階まで来たら、もう少し厳しくチェックしてみましょう。
チェックする時の方法としては 下記の CLR というガイドラインを参考にするのが良いです。
1.明瞭性
事象を誰にでも分かるちゃんと表現すること(主語・目的語・述語が入っているか?)
2.存在
書かれている事象が本当かどうか(イメージできるか?大げさではないか?)
3.因果
原因と結果が、論理的にちゃんとつながっているかどうか
4.充分性
他に原因はないか
5.読んで見る
さて、ここまで来たらもう一度「お作法」にそって読んでみましょう♪この段階で、おかしい事に気がついたら前のステップに戻りますし、一旦コレでOKと思えたら、ブランチ作成は終了です。
ワークショップで分かった 3 つのこと
■補足すると言うことは付箋紙が足らない
人にブランチを説明する時や、自分で読み返した時に、付箋紙に書きだした事以外に「補足説明」が必要だとしたら、それを事象として書き出すべし。
■CLR は一つの事象について4つのチェックをする
ブランチ全体でやると大変です。今何処の何やってたっけ?とか迷子になりますし、CLR によるチェックの結果、別の事象が不要になったりする事もあります。なので、一つづつやるのがオススメです。
■ゴール設定を忘れずに
ブランチで解決しようしていること、つまり、ブランチを作成する目的(ゴール)を明確にしておきましょう。
これはとっても大事です。「ある事象の原因を何処まで掘り下げるべきか?」など、何処までブランチを大きくすべきなのか?などを判断する材料になるからです。
さいごに
あ、今回のアイキャッチ画像ですが、秩序無く散らばった石を「事象」と捉え、それらを「原因と結果」で結びつけていく。というブランチの作成手順を彷彿させるものだったので、この画像を選択しました。
あと、ゴメンナサイ なのですが…
ワークショップに夢中で、ワークショップ中に自身が作成した「ブランチ」の写メを撮り忘れてしまったのです。
TOCfE の他のツールである「クラウド(対立解消図)」に関しては、他記事でも実演的にご紹介させて頂いているのですが、未だ僕のブログには「ブランチ」の実演的な記事は無いのです。
ブランチは、仕事上の問題を解決するために使用する事が多くて (はい、言い訳ですが…
もし、この記事を読んでみて「ブランチの使い方をもっと知りたい!」と思われた方には、下記の書籍をオススメします。
全体で 140 ページ位の分量で、アリとキリギリスの童話を事例として、TOCfE の3つのツールの使い方を丁寧に説明してくださっている本です。
コチラの記事もいかがでしょう?
★TOCfE なら子供にも使えます♪ | 子供の「考える力」に感激♪ 道路の危険についてTOCの対立解消図で考えてみた!
★アンビシャスな目標を達成する為の方法 | TOCfE の【目標達成の為のツール】を勉強してきました
★物事をシンプルに考える為には、心を穏やかにするのも大事ですよね♪ | 効果の出る瞑想の3つのコツ